宮沢章夫の「東京大学「ノイズ文化論」講義」でも紹介された「WE ARE THE THREE(ONLY!)」、通称「3人デモ」をYouTubeで見たことのある人なら、みんな知ってると思うが、そのムービーは「つづく。」という字幕で終わる。
警察をほとほと呆れさせ、かたや「前衛的だ」とも評された、この「3人デモ」はいったい、何のデモだったのか? そして彼らはいったい、誰なのか? あれから一年……、この謎が遂に解き明かされる。そう、その「つづき」が、この映画「素人の乱」である。この映画こそ、その待ちに待ってた本篇なのである。
「たいへんだ!たいへんだ!とんでもない映画がはじまる」
なにがそんなに「たいへん」なのかはいずれ歴史が証明してくれるだろう。これから起きることのすべてはこの映画からはじまった、と。これがたいへんじゃなかったら、ほかにいったいなにがある。すでに伝説となってるあの「高円寺一揆」の現場に立会いそこねた人は、今からでもまだ間にあうので、今のうちに、この映画を見ておいた方が身のためだと思う。とにかく、まずは、見よ、呆れよ、そして、可笑しければ笑いたまえ、である。泣いても笑っても、これが“革命後の世界”であり、“もうひとつの可能な世界”なら、もうとっくにそこにある。どこに?いまは、高円寺に、そしていずれはあらゆる場所に。
イルコモンズしるす |